
ステップ2。
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前回の雑記で書き忘れてたんだけど、
制作過程を順次貼ってみて、客観的にワークフローを見直してみるテスツ。
モチーフはデェタの脳内創作物語「Gauntlet!」より主人公リンツくん(手前)と仲間のふたり。
こいつらひさびさに描くなしかし。
【ステップ1(
雑記090519に貼ってる分)】
前回は、思い浮かんだイメージからまず線画を画面にざっと置いてみて、その後
各要素の大きさや配置などをちまちまといじって構図の調整。
パースの精密さよりも絵的な見栄えのよさを優先したいので遠近はやや狂い目。
背景の消失点もこの時点で無視する気まんまんです。
描きたいイメージとしては、ちょっと近未来の時代、近代風のビルや建物がぼろぼろに崩れて
荒廃している無人の街で、旅の途中、焚き火をして休憩している3人組。
勘のいいリンツくんがふとなにやら不穏な空気に気づいて遠くを見ている、といった情景。
近くに敵がいるかも、とかそんな感じ。
このあたりで考えている演出や効果としては、
・空を黄昏時の不安定な空の色にして不穏な空気を演出。焚き火の逆光加減でさらに雰囲気を加速。
焚き火の明るさと空および周囲の暗さでわりとコントラスト強めに。
・建物の輪郭線を集中線変わりにして視線をリンツくんに誘導。
・右手前の石片と奥のビルの対比で遠近感を出す(後ろは空気遠近でぼかす)と同時に、
石片を手前に配置することで見る人が3人組に接近してこの風景を見ているかのように錯覚させる。
といった感じ。
あるていど配置が決まったらこれまたざくっと色を置いてみる。はみだしJOU★TOU。
コントラスト等はあとで調整が利くのでホントにてきとう。
空の濃紫~紫~ピンクのグラデにてまどりそうだな、とか思う。
この時点ではあんまり詰めないで先へ。
画面全体の左右反転などして全体の確認。
最初は4:3比率の画面でやってたものの、空間が狭く感じたので画面サイズを横に拡大。
画面端にいくつかあるまっすぐな色の切れ目がそのなごり。
再度構図を調整しつつ、手前の色と奥の色で濃淡を変えたりなどして遠近のイメージを再確認。
それなりにいけそう、というところで一旦色は元に戻して、このあたりで前回分終了。
少し手間取ったので1時間くらいかしら。
【ステップ2】
で、今日の分。前回ラフを下地に主線をやや整理。
建物の主線をどの程度まで入れるかなーとか考えつつとりあえずおおまかな輪郭。
一旦四角で量をとって、あとでディティールを描くときにところどころ崩壊模様を描き込む予定。
もう少しパースきついほうがいいかもと思いながら、あとでまだ気になるようだったら調整すんべと一旦放置。
手前の石片はコンクリート片に変更。ねじり鉄棒をぶっさしてざっくりディティールアップ。
3人組の服装はあらかた決まってるんでがしがしと描き込む。
ときおり左右反転して形の狂いを修正。
なるべくここで形はしっかりとっておきたいところ。
リンツくんの左足がちと怪しい。膝がやや手前に来すぎて見える。膝下の影のせい? 股間のしわのせいかも。
接地面もちょと怪しいか。つま先が下がってるせいで手前の地面が丸みを帯びすぎて見える。
右足の接地面の並びと一直線にしたほうがよりカメラが下に行って臨場感が出そうだが、修正は一旦保留。
あと、ちょっと腰が前に出すぎててポーズが決まりすぎてるかも。もう少し自然に立たせたい感じ。
空に流れる雲を描こうかどうか検討中。風雲急!みたいな。
リンツくんの前髪や袖あたりをなびかせて少し風が出ている感じもほしい。
てっぺんのツンツン髪はたぶん針金はいってるから動かないけど。
デザインの時点でアトムヘアー上等なのでつっこんじゃダメ。
手前にチリを飛ばしたりとか、焚き火の火の粉も使うかな。
次回はもう少し線画と色を詰める予定。クリンナップはその後。
途中違う絵や記事をはさむかも。かもです。超未定。